第29回グローカル感染症研究セミナーを開催しました
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大分大学グローカル感染症研究センターは、令和6年7月5日(金)に第29回グローカル感染症研究セミナーをハイブリッド形式で開催しました。第29回は「極東アジアのトキソプラズマの集団遺伝学―日本の超強毒型トキソプラズマは、どこから来たのか?―」と題し、講師に大阪大学微生物病研究所の山本雅裕教授(感染病態分野)を招いて実施し、会場とオンラインを合わせて21名が参加しました。
山本教授は、本センター兼任教員である小林隆志教授(医学部感染予防医学講座)と共同研究「トキソプラズマ症の新規予防法の開発」を実施しており、今回でセミナーも3回目となります。
今回のセミナーでは、米国・国立アレルギー・感染症研究所(NIAID)と共同で開発した集団遺伝学解析ソフト「POPSICLE」を用いた、日本のトキソプラズマの全ゲノムレベルでの解析結果による、日本のトキソプラズマを形成する独特な祖先(ルーツ)を解明した最新の研究の成果について概説いただきました。
非常に興味深い内容の講演に、終了予定時刻を越えても質疑応答が続き、盛況のうちに終了しました。