第18回グローカル感染症研究セミナーを開催しました
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大分大学グローカル感染症研究センターは、令和5年10月31日(火)に第18回グローカル感染症研究セミナーをハイブリッドで開催しました。第18回は「2型自然リンパ球によるIL-4を介した2型免疫応答増幅機構」と題し、講師に本村 泰隆先生(大阪大学大学院医学系研究科 感染症・免疫学講座生体防御学 准教授)を招いて実施し、配信会場とオンラインを合わせて24名が参加しました。
本村先生は、本センター兼担教員の小林隆志教授と大阪大学・茂呂和世教授との間で実施している共同研究「2型自然リンパ球による寄生虫感染防御の解明とその応用」に研究分担者として参加しています。
今回のセミナーでは、これまで不明であった2型サイトカインの一つであるIL-4の産生機構及びその機能について紹介いただき、ILC2のIL-4を介した新規機能及びこの機能を基盤とした寄生虫に対する新規ワクチン創出の可能性についても概説いただきました。
非常に興味深い内容の講演に、終了後は参加者から、より具体的な質疑応答もあり、本テーマへの関心の高さがうかがえ、新規ワクチン開発に繋がる更なる成果の創出が今後益々期待されます。