~バングラデシュと初の協定~大分大学グローカル感染症研究センターがバングラデシュの大学と国際交流協定を締結
グローカル感染症研究センターでは国内のみならず海外の研究機関へも共同研究公募を実施しています。令和4年度公募においてバンガバンドゥ・シェイク・ムジブ医科大学医学部(バングラデシュ)のMamun Al Mahtab(マムン アル マフタブ)教授(同大インターベンショナル肝臓学部門長)との共同研究がスタートしました。
本センターからは西園晃センター長、カーンシャキル講師、八尋隆明講師が共同研究者として参加し、両機関の交流が進む中、さらなる共同研究の推進、研究者交流の推進に関して協議を重ね今回の協定締結に至り、令和5年10月23日に大分大学挾間キャンパスにおいて協定締結式が開催されました。バンガバンドゥ・シェイク・ムジブ医科大学医学部からは、Sharfuddin Ahmed(シャハフディン アハメド)副学長、Mamun Al Mahtab教授、Akbar Sheikh Mohammad Fazle(アクバル シェイク モハマド ファズレ)チーフアドバイザーの3名が来日しました。
協定締結式では、これからが始まりだという意識で今後の連携を強く推進していくことを確認し、施設見学の際にはグローカル感染症研究センターの持つ機器の利用や研究試料の共有などの具体的な連携や共同研究について議論が交わされました。さらに、北野学長を表敬訪問した際には、アジアでの医療技術支援について意見交換が行われました。
日本では克服された感染症であっても、世界ではいまだ発生している感染症は多くあります。そういった感染症に関して海外流行地との共同研究が遂行できることは、グローバルヘルスへの貢献につながるとともに、日本への再流入の防止につながることが期待されます。現在はデング熱に関する共同研究が中心ですが、今後はヘリコバクター・ピロリ、肝炎、狂犬病等他の感染症に関する研究の実施や、他のバングラデシュ国内の大学との連携への発展が期待されます。
バングラデシュの新聞にも掲載されました。
https://bangladeshpost.net/posts/bsmmu-japan-s-oita-university-sign-mou-over-research-training-123668