第17回グローカル感染症研究セミナーを開催しました
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大分大学グローカル感染症研究センターは、令和5年9月26日(火)に第17回グローカル感染症研究セミナーをハイブリッドで開催しました。第17回は「The Roles of a DNA Repair Enzyme O6-Methylguanine DNA Methyltransferase in Inflammation, Infection, and Innate Immune Memory in Macrophages」と題し、講師にTanapat Palaga先生(チュラロンコン大学理学部 教授)をタイから招いて実施し、配信会場とオンラインを合わせて32名が参加しました。
大分大学医学部はチュラロンコン大学医学部・理学部と学部間協定を結んでおり、定期的なセミナーの開催や、両大学間での留学生の受入れなど活発な交流を行っています。今回のセミナーでは、マクロファージの炎症、感染、自然免疫記憶におけるDNA修復酵素O6-メチルグアニンDNAメチルトランスフェラーゼ(MGMT)の役割について、ご自身の研究データを元に概説いただきました。非常に興味深いお話に、終了予定時刻を超えても質疑応答が続き、盛況のうちに終了しました。
Tanapat先生は、本センター兼任教員である小林隆志教授(医学部感染予防医学講座)と共同研究「自然免疫記憶の形成におけるTLRシグナルとエピジェネティク制御クロストークの解明」を実施しており、こちらの課題においても今後の進展が期待されます。