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第15回グローカル感染症研究セミナーを開催しました

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大分大学グローカル感染症研究センターは、令和5年8月3日(木)に第15回グローカル感染症研究セミナーをハイブリッドで開催しました。第15回は「同種造血幹細胞移植後中枢神経系感染症: HHV-6B脳炎とそれ以外」と題し、講師に緒方 正男先生(大分大学医学部腫瘍・血液内科学講座 教授)を、「同種造血幹細胞移植後のサイトメガロウイルス感染症」と題し、藤 重夫先生(大阪国際がんセンター血液内科 副部長)の2名を招いて実施し、配信会場とオンラインを合わせて23名が参加しました。

前半の緒方先生のセミナーでは、同種造血幹細胞移植後に起こる中枢神経系合併症の原因がHHV-6B脳炎であることを明らかとしてきた研究成果と、診断に至れない症例をなくすために次世代シーケンサーを用いたCNS感染症診断への取り組み等について紹介いただきました。後半の藤先生のセミナーでは同種移植後サイトメガロウイルス感染症について予防薬・治療薬の開発に加えて、検査法の臨床導入の重要性について概説いただきました。講演後には、会場だけではなく、オンライン参加者からもより具体的な質疑応答があり、活発な意見交換が行われました。

緒方先生と藤先生は昨年度から共同研究「同種造血幹細胞移植後の日和見感染症PCR法の最適化に関する検討」も進めており、こちらの課題においても今後の進展が期待されます。

 

 

 

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